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キングスマン2:ゴールデンサークル【ネタバレ】

投稿しようとおもってからまた2週間以上経ってしもうた…。
インド映画のインパクトで記憶喪失になったからもうわりと曖昧。

今年、一番最初に観た映画はキングスマン2でした。2015年6月に外国の売上ランキングで興味を持ち、DVDを買って英語字幕で1作目を観てから、ネタバレを排除するために予告も極力見ないように目を閉じ続け待ちに待った2年。

感想は…、うーん、なんだかなぁ面白かったけど手放しで喜べない。でした。

TLの反応は私と同じように「うーん面白かったけど…許せない」ってなってる人か、もしくは「サイコー!大絶賛!!」っていってる人の2通りにキッパリわかれてまして、確かに楽しくて期待通りのアクションとか色々最高な部分はあったのですが、やっぱり他の人みたいに楽しいとこだけ考えれなくなるほどにダメージを負った部分がありました。何よりもマシュボンと女性の趣味が合わない。インドセラピー*1必須。

 

 

 ↓こっからネタバレ↓ というよりマシュボンへの文句
ふせったーで叫んだ内容の総まとめです。

 

<ザックリとしたあらすじ>
麻薬販売組織ゴールデンサークルにより、キングスマンは壊滅状態。ただ2人生き残ったエグジーとマーリンは遺された手がかりからステイツマンの存在を知りアメリカへ渡り、そこでステイツマンに保護されていたハリーと再会する。しかしハリーは後遺症で記憶を失っておりエグジーのことも覚えておらず__。


 王女の鼻の下さぁ…!あと1cm!!
これはもう映画の評論とかじゃなく女優の趣味なので…前から思ってたけどマシュボンと前作から趣味あわないな!で終わっちゃうんですけど。前作のラスト、トロフィーであるプリンセスのビジュアルに激萎えしてたら、お、お前今作にも出てくるのかよ!!ですよ。トロフィーガールであるならビジュアル面に…くそっ!マシュボンと女性の趣味*2が合わない!ロキシー(ソフィー)ちゃんは可愛いですよねー。
そう、可愛いロキシー…(壁を殴る絵文字)

 

今回もね、すごくイギリスらしい映画だなって思いました。
スタイリッシュさとポップな人体損壊表現のゲスさと華麗なアクションと下品なギャグ。上流階級や政治、そしてアメリカ人に対するシニカルさとかがね。

アクションの派手さは期待通りでした、冒頭のカーチェイスウイスキーの投げ縄、スーツケースのギミック、ロボット犬、あぁそういえばチャーリーの義手も、楽しかった!美術面も、ゴールデンサークルのボス(ジュリアン・ムーア)であるポピーのジャングルの中の古き良きアメリカを模したアジトは最高にキュートだし、格好良く見せるキレのアクションと編集の巧さはさすがマシュー・ヴォーン、貫禄を見せつけてくれました。ただ、前作の教会のシーンやエグジーの突入シーンを上回る興奮だったのかというと…。中盤少しダラっとしたしね。
欲を言えば前作で重要だったスーツももっと押してほしかったなと、物足りなさを感じたのも正直な所。1の削除されたシーンで銃弾を跳ね返すシーンもありましたからねー。それでも待ちに待ったエグジーとハリーの共闘は嬉しいものがありました!その前にマーリンのアレがあったけど!そう、ロキシーといいマーリンといい、マシュボンとマークミラーの馬鹿!

□仲間の退場
前作を知っているとより楽しめるような表現というか、犬の試験のくだりとか前作ありきの作品なのに、前作のキャラクターのファンにちっとも優しくないんですよね。優しくしてくれは甘えですか。唐突に意味のない死をいれてくるところが原作者のマーク・ミラーっぽさがあり嫌いなところです。ほんと。
タクシーの運転手がエグジーの靴の毒で死んでしまうシーンから「あれ?」って思ってはいたんですよ、その嫌な予感はそのまま王女との登場があり、あっさり友達は死に、JBロキシーが退場。「生きてるよね??」と半ば茫然として帰りを待つも物語はわりとアッサリすすむ。1では最後まで頼れる存在だったマーリンすら「え?これだけ?」状態。マーク・ストロング氏(マーリン)は体の半分が足だよ?地雷でちょっとぐらい吹っ飛んでも一般人と同じになるぐらいなんで、多分あの後マーリンが「足が長くなければ危ないところだった」って義足で出てきますよ多分。俺は詳しいんだ!って信じていても出てこないままエンドロールへ。えええ~~~ネタバレパパラッチがRTでまわしてきた足にグリーンのタイツしたCG処理しそうなキルトスカート姿のマーリンはどこに??
これがどうやら風の噂によると、義足マーリンの撮影シーンがあったくせに、エンドロール後もマーリンが退場して戻ってこなかったのは、試写会で「何度も死んだと思われた人物が復活することが評判悪かった」って話らしいんですが、でもそれってマーリンが生きていた結果に文句があったんじゃなくて、そういった話の展開に文句があったじゃないのかなぁって思います。仲間の命が軽すぎる。
仲間を悼む余韻もまぁあったのか少なかったのか。これはロキシーの分とかお約束のようにチャーリーを殴るんですけど…。
前作のハリーの死はエグジーが独り立ちするために必要だったとまぁ思えるんすよ。 
でもマーリンの死ってなんか意味ある??教えておじいさんアルムのモミの木よーーー!!!!(切り倒す絵文字)前回の方がよっぽど現場に出てたじゃないっすか! 
私も現場に行く!→活躍もないまま死。は???そのバット、地雷探知機じゃないんかーい! 絶対ボール型爆弾を打つためだけのバットでしょもーーー! 
自分のって意味のマインと地雷のマインをかけるんじゃない!アイマイミーマイン!!!!!!笑えよ!笑えるかッ!
マーリンやロキシー、JBの喪失は果たして必要だったのか?とか、彼らの存在はスパイの孤独やハリーとエグジーの関係を際立たせるために不要なものだったのかとか。色々考えちゃうんですよ、だってキングスマンが好きだから死んだ理由に納得したいんですよ。まぁできないけどね!!!!!!ロキシーとエグジーの共闘だって見たかった。
早々に退場したロキシーちゃんですが、生きてるなとは思ってます。つよい心を持て。インド映画をみろ。バーフバリがいい。アメコミでは死などさしたる問題ではないし、キングスマンの原作はコミックだという事を人類は思い出してほしい。
 
□ドラッグ問題
大統領補佐官(なんとエミリー・ワトソン)が「1日20時間も仕事をして頑張っている」って言っていたけど、それって典型的な仕事の辛さから薬に逃げてしまったダメな例じゃないですか。保健体育の時間でやりました。 
ジャンキー達に高い身代金を払うより、見殺しにしたほうがスッキリする!一石二鳥だ!っていう発言に対して「中には善良な人間も!」と必死に食い下がりますが、まぁその態度も補佐官自身が薬物常用者だったということで結局は自己保身から来てるんだろうなという彼女に対して憐憫よりも呆れを感じてしまいました。
ドラッグに対する忌避感が強い日本と、欧米諸国では認識の違いがあるのは当たり前だし、欧米諸国ではもっとポピュラーで、有名なスターだって大麻を吸ってます。色々な感想でそんな風にフォローしてるのを読みますが、知ってるわ。んなこと。
でも私は薬!ゼッタイダメ!の倫理観で育ったので、パンフレットで評論家の方が言っていた「共感ができる善良な人」にドラッグ服用者が入るかどうかって言ったら微妙~。でもチャニちゃんは助けたい。なぜなら私も女ゆえ。 そもそも大麻覚せい剤の違いとかあるんですがそれは置いておきましょう。
大統領補佐官が仕事を頑張りすぎて薬に逃げたくなる気持ちに共感はできる、だからといってドラッグに逃げることには共感してはいけないと思うのですよ。 

でもさすがに大統領のように薬物使用者は全員死ね!っていうのは極論というか過激過ぎだし、全員が死んでしまうほどの罪があるとは思えない。恋人や友人や仲間が大麻を使用しているかもしれないし、自業自得な人も、心の弱さからとかさまざまな理由があるわけですよ。
それでも薬物乱用者によって最愛の家族が殺されてしまったウイスキーの怒りと悲しみが一番共感できるわハリーのバカーーー!!!!!!!!!!!!!! 
昔からアンタって子は言葉が足りないっ!ってプンスコしてしまうんですね。
キングスマンやステイツマンは国に属さない独立機関なので、国益ではなく己の正義に従って行動しての相反するって結果なんですが、話し合う余地っていうのはあったんじゃないか?ねぇマシュボン。ウイスキーをミンチにすることはないんじゃない?? 
最初にミンチの機械が映った時点で、あぁこれ多分この部下ハンバーガーになるし、オチでも使われるなって思いましたけど。 
ポピーの最期が若干あっけないのは流石にジュリアン・ムーアをミンチにできなかったからでしょうか…。 

ドラッグに手を出した人はテロリストの標的になる、でもドラッグに対して過激な否定派はミンチになったり大統領の座を追われたり。ドラッグ肯定してるのか否定してるのか本当混乱する。答えを出す気は多分この映画にはないのかもしれない。 
そういったところとウイスキーと和解する事がなかったのが本当にイギリス人らしいなとも思いました。 
アメリカ映画だったら和解してたかなぁ。

王女にいたっては上流階級の最もたる王族ですら大麻吸ってるぞっていう皮肉なんですかね。家族にも経済的にも恵まれてるのになんだおめー!あと前作ではまだ人権派の国民から人気の王女様だったたのが、今作では愛犬を失ったエグジーにすぐさま新しい子犬を用意する気の利いた彼女どころかマジでデリカシーがない女です。まぁこれはハリーの記憶を取り戻すキッカケにもなるんですが、これはJBが生きていればいらなかったんじゃないかな????どうかな???
あと背伸びをして付き合って王室に行ったエグジーの今後はどうなるんでしょう。もうロキシーのサポートはないのに。 
ろ、ロキシーぃ 今回も泣きながらtoランスロットで酒を飲むことになるなんて。いや死んでません(情緒不安定) 

エグジー
立派に成長してた~~~!!!
SINGが公開してたころの写真が結構パツパツしてたので、ゴリラになってるかもとおもったけれどそんなことはなかった。タロンくんはかわいく、格好良く、凛々しかった。でもミンチにした後にウイスキーに対してアルファジェルをつかえ!は思い出したらなんか…なんかな…。まぁ殺されかけたからしょうがないか。前作でカットされた朝食シーンが彼女の家族との会食シーンで上手く使われてたのが良かったです。

□ハリー ・ハートはスーパースパイ
今作ではハリーの存在はどちらかというとコミカルさを増していて、今作でハリーって可愛い!ってなった人さらに多かったんじゃないでしょうか。私はポンコツなとこがすごく面白かったです。
生きてるのはポスターの時点でとっくの昔にわかっていたので、今更おどろきもなく。むしろ、前作のエンドロールとかで匂わせてたほうがまだうまくワクワクを継続させれたんじゃないかなっていう。続編作るの決まった時点で生存決まってたでしょ。ヴァレンタインが血が苦手で目をつぶってたからうまく弾が逸れたとかでなく、ステイツマンすごいな!!でしたね。ちょうちょおじさん状態のハリー・ハートをステイツマンがどう介護してたのか気になります。介護してもらえてよかったね。
スパイっていうのはすぐわかったらしいんですが、野暮なツッコミをいれると銃とか指輪とかから組織バレしなかった?あの人たちクソほど持ち物に自分の組織のマークいれてるのに。って感じです。
最後の結婚式の前の2人の会話が、前作で初めて試着室のエレベーターの鏡の前に立ったあの会話で感動するんですが、それまでに散々ダメージを負った頭では「(これやりたかったから結婚させるのかなぁ)」ぐらいにしか思えませんでした。王女の鼻の下が(略

カントリーロード 
日本人にもお馴染みのカントリーロードでした。耳をすませばを思い出す人が殆どじゃないでしょうか。映画終わった後に「やなやつ!やなやつ!やなやつ!」って脚本に対して叫びながら坂でも下りたくなるものです。

エルトン・ジョン
チャニちゃん(チャニングテイタム)より出番がある。存在がずるい。

ポピー
ジュリアン・ムーアが可愛かった!
人間、見た目のいかつさより「この人思考がまともじゃない」って考えを理解できないほうが相手に恐怖を与えると思うんですよね。無邪気なサイコパス役が巧い。前半のミンチでポピーの残酷さがわかったのは良いのですが、後半ちょっと失速気味だったかな。

ステイツマン
アメリカ大好きなので、純粋にステイツマンの方が興味あります。
あとスケジュールの関係でテキーラの出番が減り、ウイスキーの出番が多くなったらしいのですが、ペドロさんすごーくすごく格好良かった!!!!!
海外ドラマのナルコスで知っていた俳優さんですが、渋くて格好良いですよね。
バーでの乱闘も雪山のアクションも投げ縄の動きが見応えがあってとても格好良い!残念ながらストーリー展開があれなため、ウイスキーのアクションは今後見られない上に、ステイツマンとの共闘もなかったのが残念です。

IMDbの6.9点

みんなが最高だったっていう気持ちもわかるんだよーーー!! 
でも総評として、良い点よりも悪い点が目立ってしまったなという感じです。これハイロー3の時にも言ったな。ワガママな女でサーセン。手放しで喜べないんだな~~ロキシーとマーリン、JBが大好きだったから。礼節が人を作る。生まれや育ちは教養で変える事ができる。1で好きになったのはそういった道徳的メッセージがあったところだったのかも。 
皮肉たっぷりの痛快アクションに振り切るには喪失が大きすぎたんです。ほんと、こうしたらみんなハッピー王道展開ハリウッド!に、ならないとこが特にイギリス人の映画だなってー思ういます。前作もそうだったよね。面白くなかったとは言ってないよ~。

そう、拗ねてる
もう何回か観たら、喪失のことは置いておいて、違う部分だけを楽しめるのかもしれません。

*1:バーフバリ 王の凱旋を観よう!

*2:エグジーママと王女とチャーリーの彼女を並べてみよう

おすすめ台湾ドラマ「ふたりのパパ」

tv.rakuten.co.jp

表題の通り、オススメドラマを紹介します。
「ふたりのパパ」通称:にこぱぱ
台湾のラブコメホームドラマで、みんなが大好きなイケメンがでてくる話だよ!
本国だと73話、日本だと36話構成。えっ半分!?ってこれ2話で1話ぐらいになってるって考えていいですよね…?違う?まじかて

簡単なあらすじを言うと…
「ワイルド系の弁護士♂(ダディ)と癒し系の生花店オーナー♂(パピー)が、元彼女が産んだどちらの子供かわからない超可愛い女の子をひとつ屋根の下で育てる台湾ドラマ」です。「ひとつ屋根の下で男2人が子供を育てる話です!」ど~でしょう、興味湧いてきませんか!?あと、この子役(ウェンディ)がとってもかわいいんですよ!!とにかく観ろーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

【予告篇】ふたりのパパ - YouTube


パパふたりの役柄は同性愛者ではないので、ふつうにヒロインが出てきてラブコメがおこりますし、消えた元母親のことにもちょいちょい触れられます。
このドラマで特にいいなと思ったところは、男親が2人で母親がいなくても子供がいじめられるどころかクラスメイトに「イケメンパパが二人もいていいなぁ」と言われるところ。この台詞だけでこのドラマがどれだけ平和かわかってもらえるはず。

なんと公式で1話のみ無料でyoutubeで観れます!!観て!

www.youtube.com
<あらすじ>
8年前、花屋を営むウェン・ジェンホワ(リン・ヨウウェイ)とやり手弁護士のタン・シャンシー(ヤン・イーチャン)は、共通の元恋人が出産したばかりの赤ん坊を置いて、姿を消してしまったと知らされる。自分こそが父親だと主張する2人は、結局、共同でその女の子を育てることにする。ウェンディが小学生に育ったある日、ファン・ジンジエ(メーガン・ライ)が担任として赴任してくる。タン・シャンシーの愛車と事故を起こすなどうっかり者のファン・ジンジェと、法律をふりかざしつつ親バカぶりを発揮するタン・シャンシーとは水と油。ウェン・ジェンホワとウェンディの心配をよそにバトルはエスカレートして…。(公式より)